リオ・デ・ジャネイロのスラムを追ったフォトシリーズ(28枚)
2011年10月08日ポルトガルのカメラマンJoao de Carvalho(ジョアン・デ・カルバリョ)によって撮影された世界でもっとも凶暴といわれる都市の1つ、ブラジル南東部に位置するリオ・デ・ジャネイロのスラムの生活を追ったフォトシリーズ。2010年の都市圏人口は1,167万人と非常に多く、アメリカの外交専門誌フォーリンポリシーにより、第49位の世界都市に選ばれている都市でもある。
リオの犯罪率は高く、とくにファベーラ(不法居住者が集まった貧民街でブラジル全土に存在し、ブラジル地理統計院によると、2010年の時点でリオデジャネイロには1020のファベーラがあり、その人口は1300万人。国際連合人間居住計画によると、リオデジャネイロでは4人に1人がファベーラの住民とされる)などで麻薬組織や麻薬販売人による犯罪や殺人が多いと言われている。
2008年から、2014年のサッカーW杯や2016年の五輪の開催を念頭にリオデジャネイロ州は治安回復計画(UPP)を実施し、2009年〜2010年の殺人率は減少したものの、2010年の人口10万人当たり殺人発生件数は29.8件とかなり多い数字となっている。
治安は改善傾向にあるという。しかし、これに反発した麻薬組織と警察の対立が激化しており、犯罪組織側から「治安回復計画(UPP)を継続するならサッカーW杯、五輪はない」との声明が告げられたそうだ。(詳細はこちらで読む事が出来ます)
≫Gangs of Rio de Janeiro (29 pics)
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