自己の状態はもう一方（双子）の状態によって支配されており、仲間関係や愛、競争や物理的な共有、外観など強い絆が存在している事になる。それは、双子には個人としてそれぞれ2つのアイデンティティがある事を意味する。この「Double Identity」シリーズでは視聴者が双子の類似性と違いを受け入れ、直接的な双子の比較を回避する事を目指して制作された。

この素晴らしい写真シリーズを撮影したフォトグラファーのキャロライン自身もほかの双子同様に学生時代から姉と比較される事を嫌悪していたという。このシリーズを制作するにあたり、双子の物理的な類似点と一卵性双生児の違いに興味がある一方で、双子の1人であり、アイディンティティが2つある事についての感情的な側面を探っていく切っ掛けになったようだ。撮影は多重露光でそれぞれを撮影しただけだが、それぞれアイディンティティを持っていながらも重なり合えば2人で1人とも言えなくないですね。















≫Seeing double