人間は動物の恐怖と苦痛を代償に美を手にしている隠された真実
2012年04月29日化粧品のために動物実験が行われていることを知った欧米の消費者たちが、「動物実験している化粧品は使いたくない!」と声をあげるようになったのは1980年代、動物愛護団体や消費者団体が大々的に「残酷さのない美しさを!(Cruelty-Free)」といったキャンペーンを展開した事で、消費者からもメーカーに動物実験反対の声が多く届けられるようになった。
化粧品の動物実験は廃止されたと思いますか?
答えはNOだ。
1980年代に大きくなった化粧品の動物実験反対運動は、ヨーロッパでは消費者ベースの運動にとどまらず、議会へのロビー活動という形で発展し、その結果、欧州議会(European Union)では1993年6月14日、「動物実験が行われた原料を配合する化粧品のEU域内での販売(流通)を1998年1月1日以降禁止する」という化粧品指令第6次改正を採用した。(参考URL)
だが、1993年にEUで法律が成立したにもかかわらず、企業はまだ化粧品の動物実験を行うことが可能となっている。この大きな矛盾に気づいた時、その惨さに気づく事ができると思う。
Lush Fighting Animal Testing
苦しむ姿を見るのは恐ろしい、その苦しみが中立的でない場合は特にだ。
動物が苦しんでいるのを見ると、私たちの慈悲心は気に掛けずにはいられない。助けるために、苦しみを和らげるために何かをしようと。その動物が、私たちがした事、またはしなかった事のせいで痛い思いをさせられているのなら、その苦しみはもはや中立的ではなく、何処かしら彼らの苦しみは私たちの責任となる。
リージェント・ストリートのロンドン・ショーウィンドウで行われたこのパフォーマンスは、衝撃を与えることを目的としていた。Jacqueline Traidesは、類似したパフォーマンスを披露した経験のある熟練したパフォーマンス・アーティストです。彼女はまた、完全菜食主義者であり、動物保護に専念し、人間の冷淡さ、気遣いや思いやりの欠如による動物の苦しみに対する認識を高めることに励んでいる。
化粧品業界には隠された秘密がある。それは、世界中の女性に対する挑戦的な秘密であり、それは、スーパーマーケットや薬局で動物実験を行っていない化粧品(中心街で販売されている化粧品の大半)を購入するすべての女性に対して挑戦的な秘密だ。
若い女性が代表的なショーウィンドウで動物実験を受けることを望むとき、彼女はあまりにも長い間、私たちが美容のために行う日課から生じる、暗黙で「不幸な」副作用が生じてきたこの事実に、世界中の女性に対して挑戦することを望んでいる。
美しさとは、私たちに自信を持たせ、特別な存在だと感じさせるはずのものです。それは最高の形で私たちが実際に誰であるのか、または心からなりたい人物についての物語りを伝えている。
この憧れの業界が、数百万もの罪のない動物(私たちが慈悲深く愛する動物である飼い犬、我が子が飼うモルモット、近所のウサギであったかもしれません)の不必要な苦しみと死に依存していると認識せざるを得ないとき、私たちは戸惑い、たじろぐ。また、動物はもはや私たちの使用する化粧品業界の隠された犠牲者ではないという事実の確認にも挑戦する事になる。
ジャクリーンは、試練により支えられた安全で驚くべき役者です。私たちの素晴らしいLush(動物実験に反対する化粧品、バス用品メーカーで、環境保護団体「シー・シェパード」に資金を提供していることでも知られている。)スタッフは店の外に立ち、化粧品指令2013請願書に署名するよう道行く人にお願いしながらも、子供とその家族に見世物に対する警告が確実に行われるようにした。だが、私たちは数百万もの動物によって耐えられている痛みに追加されていない。私たちは非常に人通りの多い通りのショーウィンドウの閉ざされた壁の背後で生じる痛みを演出しただけです。
画像は過酷で、残忍でさえあるのは分かっているが、あくまでこれらはイメージだ。これらは実験動物が経験する苦しみと比べて現実ではありません。私は、彼らの強さの大部分(特に、一概に化粧品業界の消費者である女性)は、女性として脆弱性と息苦しさに共感するためであると確信している。「良い気分にさせる」美容業界に、このような隠された秘密と無力な被害者が関与していると考えるのは恐ろしいものです。また、この苦しみに対して責任があるのは誰であるかを考えるのは更につらいものです。私は美しさは何に依存するか、どのようにして美容業界を良くすることができるかを考慮するよう女性の美を促す多くのブログを目にして行きたいと思う。
≫THE HORROR OF ANIMAL TESTING FOR COSMETICS