• Home
  • カルチャー
  • ジャヤスティン・ビーバーの感染力は麻疹を凌ぐ驚きの研究結果

ジャヤスティン・ビーバーの感染力は麻疹を凌ぐ驚きの研究結果

2012年06月16日
ジャヤスティン・ビーバーの感染力は麻疹を凌ぐ驚きの研究結果
数学モデルによると、ビーバー熱(ビーバー・フィーバー)は現代においてもっともかかりやすい病気だという。例えばジャスティン・ビーバー・ファンの思春期の子供が自分にいると想像してみるといい。いつのまにか、音楽的情熱があなたの心に恐れの気持ちを引き起こしているだろう。それは、子供が不健康な情熱に取りつかれているという恐れだ。

人はどうしてビーバーの人形を買い占めたり、ビーバー・ファン・フィクションをむさぼり読んだり、ビーバー・ムービーに夢中になったり、ともするとビーバー・パジャマで寝たりするのか。この状態を医学的にはビーバー熱(ビーバー・フィーバー)という。カナダの数学モデルによると、あなたが恐れるのはまったく正しい。ビーバー熱(ビーバー・フィーバー)は、地球上でもっとも感染が広がるのが速いはしかよりも感染性が高いのだ

ジャヤスティン・ビーバーの感染力は麻疹を凌ぐ驚きの研究結果

オタワ大学の研究者Valerie TweedleとRobert J. Smith?(?マークは彼の名前の一部なのだが、まあ気にしないで)は憂慮すべき結論にいたった。まず、彼らはSIRモデルという疫学においては標準的なツールを用いた。SIRモデルは、研究者が病原体に侵されやすい人々を「感染」と「回復」のカテゴリーに分けるのに役立つ。SIRのもっとも基本的なかたちでは、患者はSからI、IからRへと直線的に移行する。

ビーバー熱(ビーバー・フィーバー)はとりわけタチが悪い。飽きたり、ビーバーについてのネガティブな報道に接すると感染者が回復することもある。しかし回復しても一回この病気に罹った者は、再度この病気に罹ることが致命的なまでに多い。たとえば、ポジティブな報道に接したり、他の感染者と接触することによってだ。ビーバー熱(ビーバー・フィーバー)が犠牲者をつかんで放さないそのありようをみれば、病気は少なくともある程度は自活性を有していると考えられる。

こうした事実をSIRモデルに適用しようとすると、TweedleとSmith? はモデルに小変更を加えざるをえなくなった。そして考え出されたのがSBRモデルである。ここで "B" が表すのはビーバー感染(ビーバー・インフェクテッド)である。

ジャヤスティン・ビーバーの感染力は麻疹を凌ぐ驚きの研究結果

すべての変数に値を代入すれば、ビーバー熱(ビーバー・フィーバー)の感染力がいかに強いかおおよその見当が付くというものだ。TweedleとSmith? は2000人(1つの学校の生徒数または小さな町の人口)の仮説的母集団を使った。方程式の一要素である「飽き」をあれこれ弄った結果、研究者はビーバー熱(ビーバー・フィーバー)はゆっくり進行するときにもっとも感染力が強いのを発見した。

もちろん、研究者たちはこれだけは飽き足らない。モデルに報道効果を加えると、報道がポジティブなとき、ネガティブなとき、両方が混ざっているとき、集中しているとき、散発的なときでまったく異なる結果が出た。ビーバー熱(ビーバー・フィーバー)を根絶するよい方法は、当然ながらネガティブな報道を絶え間なく流し続けることだ。遺憾なことだが、混じりけなしのポジティブな宣伝が流れ続けると、結局は誰もが感染してしまうことになる。

もっともニュアンスに富むシナリオにおいて、TweedleとSmith? は、ジャスティン・ビーバーに対する興味は報道の分岐点に達する必要があると仮定した。分岐点の手前では感染は自然に広がるだけだが、分岐点を超えるとポジティブな報道によって拍車がかかるのだという。分岐点にある場合、ポジティブな報道が吹き荒れたあとに、ネガティブ報道が巻き返すことになる。ネガティブ報道は感染者数を下落させ、患者を「回復」カテゴリーに移動する。

本当だろうか。研究結果を読み直すと、そこには穴がある気がする。現状ではSBRモデルは報道効果を二元的なものとして扱っている。親ビーバー報道は伝染を助長し、反ビーバー報道は伝染を遅らせる。ネガティブ報道の二次効果として、ビーバー支持者を行動へと促して、結局は他人に病気をうつしてしまう可能性が上がるということがある。つまるところ、社会は攻撃にさらされると自己防衛に向かいがちだ。とりわけその社会が自分の信条の道徳的正当性を信じて疑わないときはそうだ。

わたしのいっていることが正しいとすれば、TweedleとSmith? のモデルはビーバー熱(ビーバー・フィーバー)の感染力を壊滅的なまでに過小評価していることになる。恐ろしいことである。ネガティブ報道が感染者の同量・同強度の反作用を生むと仮定しよう。すると病気は絶対になくならないと考えられる。もちろん、最終的には成長してビーバーを卒業するだろうが、そのまえに5歳から17歳の子供たち全員に病気をうつしてしまうだろう。私たちが直面しているのは、タチの悪い世代病で一定の年齢層を蝕まずにはいないものだ。水ぼうそうに似ているが、はるかに感染力が強く、気に障る。

誰かがCDC(アメリカ疾病予防管理センター)に伝える必要がある、手遅れにならないうちに。。



Science Confirms: Bieber Fever Is More Contagious Than the Measles



同じカテゴリー(カルチャー)の記事

関連記事

てぃーだイチオシ
プロフィール
ogidou
ogidou
世界のニュースを中心に話題のコンテンツを毎日配信
最新記事
QRコード
QRCODE